こんにちは!
今日は、愛犬たこちゃんが犬の風邪『ケンネルコフ』にかかってしまった時の症状/対処法/かかった治療費などをシェアしたいと思います!
自然治癒するの?散歩はOK?
ご飯は何をあげればいいの?
ワクチン摂取済みでも感染!
オーストラリア在住のたこちゃんは、動物病院で5種混合ワクチンを摂取しています。
ケンネルコフが2種類も含まれているワクチンを摂取したのにもかかわらず、たこちゃんは生後6ヶ月の時にケンネルコフに感染してしまいました。
オーストラリアの5種混合ワクチン
- 犬パルボウイルス
- ジステンパー
- 伝染性肝炎
- ケンネルコフ(ボルダテラ)
- ケンネルコフ(パラインフルエンザ・ウイルス)
日本の5種混合ワクチンはパルボ/ジステンパー/肝炎/パラインフルエンザ/犬アデノウイルス2型。
5種中の4種は同じだよ!
ケンネルコフは複数のウイルスや細菌などが複合して病気を起こすのでワクチンで完全に予防することは不可能。
獣医さんによると、ワクチンを摂取していても生後6ヶ月未満の子犬の約半数がケンネルコフにかかりますが、重症化を防げるのでワクチン摂取はとっても大切なんだそうです。
感染経路は?
主にケンネルコフに感染している犬の鼻水・くしゃみ・咳からの飛沫により感染しますが、感染力がとても強いので直接接触しなくても感染が広がるのが怖いところ。
- 感染した犬を触った手で愛犬を触る
- 感染した犬とおもちゃを共有
- ドッグラン等で共用水飲みボウルを使う
まだ免疫力の弱い1歳未満の子犬は共用の水飲みボウルは使わず、愛犬専用の水飲みボトルを持っていくのがオススメ!
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人にうつるの?
人にはうつらないので、愛犬がケンネルコフに感染しても安心して接する事ができます。
ただし他の犬にうつしてしまわないよう、ケンネルコフに感染した犬を触った後は手洗い/着替える/消毒などで病気を広めない対策が必要です。
症状は?
一般的なケンネルコフの症状は
- 咳
- くしゃみ
- 鼻水
- 発熱
- 元気がなくなる
- ご飯を食べない
という、まさに風邪の症状。
たこちゃんの場合、症状は『ゲー ゲー』という吐くような乾いた咳のみで食欲はなくなりませんでした。
実際の映像がこちら
治療法
たこちゃんはお薬で治療をしました。
- 若くて体力がある
- 食欲がしっかりある
- 嘔吐や下痢をしていないので脱水の心配もない
というわけで点滴/入院などの治療はせず、咳止めの抗生剤(錠剤)を服用して様子を見るように言われました。
そして咳が出るのでよく眠れていなかった為、調子をよくしてよく眠れる睡眠剤(錠剤)も一緒に処方していただきました。
どれくらいで治るの?
たこちゃんは食欲があったので薬をしっかり服用でき、発症から5日目で咳がほぼ消えてすっかり元気になりました。
昼間は咳き込む回数が徐々に減り、咳と咳の間隔も徐々に長くなりましたが、夜はしつこく咳が止まらず眠りにくそうでした。
お散歩は行けるの?
ケンネルコフは感染力がかなり高いので他の犬達との接触は厳禁。ドッグランやしつけ教室など犬が集まる場所へは完全に治るまで行けません。
症状が無くなってからもウイルスを保有している場合があるので、獣医さんにどれくらい隔離が必要か確認するのが1番だと思います。
たこちゃの場合は咳が止まったらお散歩へ行けるけど2週間は他の犬と接触しないように獣医さんから言われていたので、咳が治った5日目から、大通りは避けて他の犬の散歩コースになっていない小道を深夜に10分程お散歩しました。
他のワンちゃんを見ると遊びたくなっちゃうから、誰もいない夜遅くにお散歩したよ!
自然治癒はできる?
お薬を処方していただいた獣医さんに『万が一、お薬を飲んでくれなくても大丈夫だから無理に飲ませようと神経質になりすぎないでね。』と言われました。
獣医さんによれば、薬を服用しなくても若くて体力がある犬なら自然に治っていく事が殆どだそうです。
ただし薬を飲まないと完治までに時間がかかる為、他の犬達と隔離しなければならない期間が伸びます。
食事は何をあげればいいの?
たこちゃんはケンネルコフでも食欲旺盛だったのですが、普段食べているドッグフードを与えていいのか?量は減らしたほうがいいのか?など不安だったので獣医さんに聞いてみました。
【獣医さん】
喉が炎症を起こしていて痛いはず。
柔らかくて飲み込みやすい
- おかゆ+茹でた鶏胸肉
- カリカリフードをお湯でふやかしたもの
などを普段と同量あげましょう。
たこちゃんは普段からジャーキーやチキンネックなどお肉をたくさん食べていたので、お湯でふやかしたカリカリフードの上に茹でた鶏胸肉とトッピングしてあげました。
かかった医療費
ちなみに、、、
オーストラリア🇦🇺の、夜間救急動物病院の診察料は…診察料$180(約13,600円)
お薬代$50 (約3,800円)
合計 $230(約17,400円)レントゲンや血液検査はせず、触診のみでした。
日本とそんなに変わらない…のかな?
ここからペット保険で半額くらい返金される予定です🤗 https://t.co/KkwCE4kM6I— 犬のたこちゃん🇦🇺 (@takochan_aus) June 7, 2020
たこちゃんは深夜に苦しそうな咳をし始めたので、一般的な動物病院ではなく24時間診察をしてくれる夜間救急動物病院へ行きました。
夜間救急動物病院へ行くのが初めてだったので、費用の相場が全く分からず『何十万円もかかったらどうしよう…』と少し緊張していたのですが、薬と診察料を合わせても合計$230(約17,400円)でした。
えっ!?保険が効かない!?
たこちゃんはペット保険に加入しているので、必要書類を提出すればお金の払い戻しをしてもらえると思っていたのですが…
【保険会社】
ケンネルコフは保険の対象外なのでお金の払い戻しはできません。
なんとケンネルコフが対象外で、払い戻しを受けられませんでした。
ワクチンを摂取済みでも子犬の約半数がケンネルコフにかかってしまうくらいよくある病気なので、保険会社もそこまではカバーしないようでした。
さいごに
たこちゃんがケンネルコフにかかった時『ゲーゲー』という咳をしていましたが、最初は咳なのか?吐こうとしているのか?全く分かりませんでした。
動物病院に着いた途端、なぜかたこちゃんが元気になって咳もしなくなってしまったので撮っておいた咳の動画を見てもらい、獣医さんにケンネルコフだと診断していただく事ができました。
苦しむ愛犬の様子をビデオにおさめるのは少し心苦しいですが、
- より早く、正確に診断してもらえる
- 無駄な検査をしなくて済むかも
- 今後同じ状況になった時に役に立つ
とメリットがたくさんなのでオススメです!
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